なぜ、地域おこし協力隊になったのか?
「地域おこし協力隊」とは、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移し、「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
活動期間は、1年以上~3年以下となっています。
21年度当時協力隊も89名でしたが、7年の間に2,625名と全国各地で多くの協力隊が活動しています。
その多くは、20代~30代の若者中心です。
「自分をいかして生きる」という事を考えた時。
どこよりも早く過疎化、超高齢化と切実に向き合ってきた農山村地域、島根県美郷町で私ができることを考えていくなかで、「農山村は消滅しない」という本にある地域づくりの3つの柱を意識して活動することにしました。
*活動内容については↓こちらを観てください!↓ 話すと長いので・・・
まず、島根県美郷町概要をお話しします。
島根でも美郷町は島根のおへそと言われていて、山奥にある地域です。
面積は、稲敷市より少し大きい282平方キロメートル。
人口は5,041人と少人数です。
世帯数は2,328世帯、人口密度は17人、高齢化率41.9パーセントという代表的な限界集落です。
美郷町で暮らし、今まで私が持っていた価値観は大きく変わりました。
「豊かさ」の本来の意味を身をもって感じることができたのです。
休みの日は、竹筒ごはんでバーベキューをしたり、山へ猪を狩にいったり、取れたてのムジナ鍋を食べたり、田植えの服で一両編成のお花見列車に乗ったり、昼間からお爺ちゃんたちとお茶会をしたり、毎日が楽しく発見の連続でした。
美郷町で協力隊を辞めるときにメッセージカードをいただきました。
このメッセージをみて「本当に協力隊という仕事ができて良かった」と感じました。
私が美郷町で得たものは沢山ありました。
その中でも、「地域の誇りを取り戻す」それが私に出来ることだと感じました。
そう考えた時に私の地元、茨城県は都道府県魅力度ランキング最下位というレッテルで「誇り」を失いかけているのではないか?と思い、茨城県稲敷市で新たに地域おこし協力隊として活動をすることに決めました。
だと思います。
というお話しを稲敷市の市長や副市長・議員さんや認定農業者組合の方々の前でお話しさせていただきました。